「大事なのはキラープラットフォーム」とドコモ、夏野氏ドコモの夏野氏は講演で、この春に予定している505i、そして年末に予定している次期FOMAに言及。キラーアプリケーションを考えるのではなく、それを生み出すキラープラットフォームが重要だと話した
世界各国の第3世代携帯電話(3G)を推進するイベント「Third Generation(3G)Mobile World Forum」(marcusevans主催)で15日、NTTドコモのiモード企画部長である夏野剛氏が講演を行った。 夏野氏は「今年の春に505i。年末には2G(の機能)を引き継いだ3G(FOMA)」を投入すると、今後の展開に言及。3Gサービスについては“何がキラーサービスなのか”が話題に挙がることが多いが、「通信キャリアにはキラーアプリは作れない。キラープラットフォームを作ることに力を注ぐ」と話し、コンテンツプロバイダが“キラーアプリケーション”を作り得るプラットフォーム作りに注力する姿勢を見せた。 また、ネットワークがFOMAであってもサービスはこれまでと同じ“iモード”だという持論を展開した。
世界各国の携帯通信オペレータ向けのカンファレンスということもあり、夏野氏が強調したのはiモードが収入増に直接結びついていること。欧州で始まりつつあるデータ通信サービスを「ヨーロッパのGSMと違い、iモードユーザーは非常にアクティブだ」と皮肉り、3600万人に達したiモードユーザーのほとんどが、実際にサービスを利用していることをアピールした。 さらに503i、504iと新しい機種を出すたびにユーザーのデータ利用が増えているとし、「FOMAよりもデータ利用が多い。新しい電話機は常に高いデータARPUだ」と話した。 ドコモの調査によると、通常のiモード端末が1日平均200パケット以下なのに対して、iアプリ対応機は300パケット以上。504iでは600パケット前後のものデータ利用がある。
関連記事 春には505iを投入、その後Java機能が同等のFOMA〜ドコモ夏野氏 ドコモのiモード企画部長の夏野剛氏は、Borland Conference 2002 Tokyoの基調講演で、春には505iを投入予定であると語った。また近日投入予定の「N504iS」「F504iS」端末をスライドで披露した iモード、AOLを抜き世界最大のISPに iモードが3500万契約に達し、世界最大のISPであるAOLの全世界のユーザー数に並んだ。ドコモの夏野氏は、これからの競争の相手はインターネットのメジャープレイヤーであると力説する iモードコンテンツは既に1000億円市場〜夏野氏 NTTドコモのiモード企画部長、夏野剛氏はD2コミュニケーションズのセミナーで、iモードの最新マーケット情報を公開。既に契約者は3300万人を突破し、iモードのデジタルコンテンツの市場規模は1000億円に達していると語った 「504i」ただいま200万台〜mobidec、夏野氏の講演より モバイル開発者向けのコンファレンス「mobidec2002」が開幕。オープニングとして、ドコモの夏野氏が「iモード流ネット生態系入門」と題した講演を行った 関連リンク marcusevans 3G Mobile [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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