FeliCa【ふぇりか】携帯電話への組み込みの可能性も秘めている、「非接触ICカード」。その代表格の1つが、「FeliCa」だ
FeliCaは、ソニーが開発した、非接触ICカードの関連技術である。FeliCaは国内はもとより、香港やシンガポールなどですでに3500万枚以上が発行されている。
国内では、JR東日本が導入しているICカード「Suica(スイカ)」や、コンビニエンスストアなどで導入が始まっているプリペイド型電子マネーサービス「Edy(エディ)」に採用されている。 Suicaは定期券やイオカードの機能を持たせたプラスチックカードで、チャージ&リライトによって何度でも再利用できるのが特長だ。ICメモリーを内蔵したカード部には500円のデポジット制を採用しており、その分は運賃として精算することができない。カードの返却によってのみデポジットが返金される。 Edyは専用端末にカードを近づけるだけでキャッシュレスによる支払が可能な電子マネー。サービスの運営はビットワレットが行っている。東京・品川のゲートシティ大崎では、Edyを使った電子マネーのほかオフィスの入退室キー、社員用IDカードとしてFeliCaが使われている。ソニーでは、ネット・タイムのICカード認証システム「ARCACLAVIS(アルカクラヴィス)」をFeliCaに対応させることで、社員証や学生証などIDカード分野でのさらなる普及を目指す。
ソニーではカードリーダ・ライタをPC向けに用意することで、自宅での電子マネー利用も実現している。「パソリ」と呼ばれるベースユニットの上にEdyカードを置いて、個人認証や代金決済、料金チャージなどを行うことができる。ちなみに、非接触型というのは、カード上に金属端子が出ていないということで、パソリのように置くだけでなくカードスロットに挿入するタイプも指す。たとえば公衆電話で使うテレホンカードも非接触型だ。
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