目覚まし時計はもういらない?iモードユーザーの約70%が,携帯電話を目覚ましとして活用していることが分かった。目覚まし時計で起きている人は半数を切っている。
皆さんは,朝どうやって起きているだろうか。自然に目が覚める? 多くの方は,眠い目をこすりながら,目覚ましで無理矢理起きているのではないだろうか。 そんな“朝の友”目覚まし時計も,携帯電話に取って代わられようとしている。「iモードユーザーの70.3%が,携帯電話を目覚まし時計として利用」。そんな調査結果が調査会社インフォプラントから発表された。
目覚まし時計の利用は半数を切る調査結果によると,携帯電話のアラームによって目を覚ます人が70.3%でトップ。続いて目覚まし時計が49.7%,自然に目を覚ますが16.6%となっている(複数回答可)。
ちなみに年齢別でみると,携帯電話の目覚まし機能を利用する層は,「16〜20歳」が80.3%,「21〜25歳」が81.4%となっており,「この若年層が“女性”と共に携帯電話の多面的な利用を牽引する層」(インフォプラント) 「朝起きるときから,携帯は枕元に」。まさに最も身近な電子機器が携帯電話だ。しかし,「1000万台を超えた」と喧伝されるJava搭載携帯電話(2001年12月の記事参照)の「目覚ましアプリケーション」を使っているのは,たったの1.4%。 インフォプラントは「目覚まし時計としてのiアプリの利用は,今後の増加が期待されている」としているが,逆にいえばiアプリの有効な活用法をユーザーが見いだしていない証明ともいえる。
アイドルの声で起きるには?案外面白いのは,「携帯電話で起こされる時の音」。一番人気は「お気に入りの音楽」だが,続いて「目覚まし時計のような音」「芸能人・アイドルなどの声」が来る。また「小鳥の声など自然音」も人気だ。
しかし芸能人の声や小鳥の声など,自然音──いわゆる“着ゴエ”を利用できる携帯電話はけっこう限られている。 J-フォン端末や,au端末ではほとんどの機種で利用できるが,NTTドコモの端末ではNEC製,富士通製の端末がほとんど。松下製端末も「P211i」からはロームの新チップを搭載し,着ゴエの利用が可能になったが(1月10日の記事参照),提供コンテンツの数を見ると「着ゴエならNかF」といえそうだ。 これだけのユーザーが目覚まし時計を使っているのに,端末の目覚まし機能は本当に機種によってさまざま(2001年7月の記事参照)。携帯電話の利用が,単なる通話からデータ通信,そして手帳代わりへと多様化するなか,目覚まし時計機能の充実も重要なポイントになってきているようだ。 インフォプラントの調査は,iモード公式サイト「とくするメニュー」上で行われた。回答数は5万1628人。
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