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ソニーが公募増資 CBなど含め総額4200億円調達 CMOSセンサー増産

ソニーが公募増資などで約4200億円の資金を調達。旺盛な需要を見込む積層型CMOSイメージセンサーの増産などにあてる計画だ。

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 ソニーは6月30日、増資と転換社債(CB)発行による資金調達を発表した。調達する手取り総額は直近株価ベースで約4200億円になる見通しで、旺盛な需要を見込む積層型CMOSイメージセンサーの増産などにあてる計画だ。

 ソニーは中期経営計画で2017年度(18年3月期)に営業利益5000億円を目指し、有望な事業へリソースを集中する方針を進めている。株価も高水準で推移しており、成長に向けて増資を含む資金調達に踏み切る。

 資金調達は、公募増資8720万株と売り出し480万株、野村証券が引き受ける第三者割当増資480万株、総額1200億円の転換社債型新株予約権付社債。24日終値(3820円)ベースの手取り概算額は株式分が約3215億円。増資による希薄化は7.86%。

 資金のうち、1880億円を積層型CMOSイメージセンサー生産設備に投じ、来年9月末までに月産6万枚から8万7000枚に引き上げる。CMOSセンサーの新画素構造や高解像度化などへの研究開発費や、カメラモジュールのライン構築などにもあてる。

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