中古書籍などを販売するブックオフコーポレーションは4月21日、2015年3月期通期の連結業績予想を下方修正したことを発表、当期純利益は前回発表予想から7割以上の大幅減となった。
売上高は2014年10月31日に公表した740億円から変更なかったが、営業利益は11億円(前回発表予想の26.7%減)、経常利益は16億5000万円(同17.5%減)、当期純利益は15億円(同75%減)と軒並み下方修正した。ネット買い取りサービスのブックオフオンライン事業が苦戦したことや、ヤフーとの提携事業に関連する店舗リニューアル費用、ヤフオク出品の展開店舗数増加に伴うコストなどが影響し、営業利益と経常利益は通期業績予想を下回る見通しとなった。
当期純利益はそれらに加えて、中古家電買い取りのハードオフコーポレーションとのフランチャイズ加盟契約を合意解約し、解決金3億円を特別損失として計上したことや、法人税率引き下げに伴う繰延税金資産の取崩しなどが影響した。
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出荷予定を大幅に下回り、売上高の予想を12億3000万円、純利益を7億3000万円、それぞれ引き下げた。
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