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1兆円規模のドラッグストア目指す ウエルシアHDとCFSが経営統合を発表
ドラッグストアチェーンのウエルシアHDとCFSが経営統合を発表。店舗数は全国1427店舗に拡大する見通し。業界トップを追随する。
イオン系のドラッグストアチェーンであるウエルシアホールディングスと、「ハックドラッグ」などを運営するCFSコーポレーションは4月21日、株式交換による経営統合を発表した。2015年9月1日付けでCFSはウエルシアHDの完全子会社となる予定。「日本一のドラッグストアチェーン」を確立したいという。
統合新会社のドラッグストア店舗数は、全国で1427店舗(2015年3月1日現在)に広がる。先日レディ薬局の買収を発表したツルハホールディングス、マツモトキヨシホールディングスに次ぐ店舗数となる。新会社は特に調剤事業に注力。ウエルシアHDの郊外型店舗のノウハウと、CFSが持つ都市型のカウンセリング営業のノウハウを組み合わせた専門性の高い調剤薬局併設店舗を推進する。
ウエルシアHDの2015年2月期(6カ月間の変則決算)の売上高は1919億9100万円、経常利益は66億1100万円、当期純利益は35億9600万円。2015年3月1日付けで関西エリアを拠点とするタキヤおよびシミズ薬品を完全子会社化するなど、このところ事業基盤の強化を図っている。2016年2月期通期の業績予想は、売上高が4577億円、経常利益が166億5000万円、当期純利益が90億円になると見込んでいる。
一方、CFSの2015年2月期通期の売上高は1205億円、経常利益は36億4000万円、当期純利益は19億2500万円だった。
両社は経営統合によって1兆円グループ企業を目指す。
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