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日本人の葬儀スタイルは、どのように変化していくのか誠 Weekly Access Top10(2014年9月8日〜9月14日)(1/2 ページ)

日本人の年間死亡者数をみると、1998年には94万人だったが、2040年ごろには166万人になると予測されている。葬儀件数は、今後30年間増加が見込まれているが、お葬式のスタイルはどのように変化していくのだろうか。

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 「Business Media 誠」の記事アクセスランキング「誠 Weekly Access Top10」(今回は2014年9月8日から9月14日までの集計)。先週は、窪田順生さんの連載「なぜ『朝日新聞』は池上彰さんの連載原稿を掲載しないと言ったのか」が最も読まれた。慰安婦問題をめぐって『朝日新聞』の報道姿勢を批判した池上さんの原稿について、報道局は「掲載できない」と拒否(後に掲載)。こうしたドタバタ劇が続く背景には、一体何があったのか。興味がある方は、ぜひご一読を。

日本人の葬儀スタイルが変化

 1992年のときには18%だったのに、2010年には75%にまで増えているものは?

 このように聞かれて、すぐに答えることができる人は少ないだろう。正解は「葬儀会館の利用率」(日本消費者協会「葬儀についてのアンケート」結果)である。この18年間で、急速に日本人の葬儀スタイルが変化したと言っていいだろう。

 記者が初めて葬儀に参列したのは中学1年生のとき。いまから30年ほど前のことだが、当時の葬儀は故人の自宅または地域の会館などで行うことが多かった。近所の人たちが手伝いに来て、料理をつくったり、お坊さんの手配をしたり、霊柩車の手配をしたり。狭い家の中にたくさんの人が詰めかけてくるので、そのたびに遺族は対応しなければならず、子どもの目から見ても「大変だなあ」といった記憶が残っている。

 核家族化や家の狭小化といった背景があって、自宅で葬儀を行う人は減少していった。1992年に「自宅で葬儀」を行った人は53%だったが、2010年にはわずか9%。地域社会が変化していく中で、誰が葬儀を行うのか。こうした問題に対して、葬儀会社が役割を果たしたと言ってもいいだろう。


自宅で葬儀を行う人は減少した

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