就活中に目上の人から手助けを受けた――約8割の学生
就活中に、自分より目上の人から手助けを受けた人はどのくらいいるのだろうか。現在就活中の大学生(大学院生を含む)に聞いた。ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーション調べ。
就活中に、自分より目上の人から手助けを受けた人はどのくらいいるのだろうか。現在就活中の大学生(大学院生を含む)に聞いたところ、「手助けしてもらったことがある」と答えたのは76.0%。男女別でみると、男性(72.6%)よりも女性(82.2%)のほうが多いことが、人材コンサルティングを手掛けるジョブウェブとレジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。
誰に手助けしてもらったのかを聞いたところ「両親」(45.3%)がトップ。次いで「大学の先生や職員」(40.3%)、「親族や大学関係者以外の社会人」(31.5%)と続いた。両親や大学関係者といった身近な存在にとどまらず、周囲の社会人にも手助けの協力を受けているようだ。
具体的にどんな手助けを受けたのだろうか。この質問に対し、「選考(エントリーシート、面接など)に関する相談」(65.7%)が最も多く、次いで「進路についての相談」(56.0%)、「企業に関する情報収集」(41.0%)という結果に。選考に関する相談の中身を尋ねると、エントリーシートの添削や面接の練習など、かなり具体的な指導を受けているようだ。
2015年度の新卒採用は売り手市場になっているが、「企業が学生に求める質は下がっていない。一方の学生は『安定志向』『大手志向』が高まっていることから、学生も企業を選別する傾向がある。厳しい就活を乗り越えるために目上の支援を受けることは、今年だけでなく来年以降も続いていくだろう」(レジェンダ・コーポレーション)
インターネットによる調査で、現在就活中の大学生(大学院生を含む)1942人が回答した。調査期間は5月15日から22日まで。
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