「ドラえもん」ではありません、「トラのもん」です――虎ノ門ヒルズの新キャラ:100年後からやって来た
超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」が6月11日にオープンする。東京を代表する新たなランドマークとして期待されている中、新キャラクターがこのほど発表された。だが、その姿は……。
地上52階建て、高さ247メートルの超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」が、6月11日にオープンする。虎ノ門ヒルズは、日本初進出となるホテル「アンダーズ 東京」、1フロア約1000坪の広さを誇るオフィス空間、ホテルサービスも利用できる住宅、国際水準のカンファレンス施設などで構成され、まさに東京を代表する新たなランドマークといった感じ。
虎ノ門ヒルズの地下を通る環状2号線(新橋−虎ノ門間:1.4キロ)は「マッカーサー通り」と呼ばれてきたが、地元住民の立ち退きが進まず、計画は難航。完成まで68年の歳月を経て3月に開通した。将来、地上の歩道にはオープンカフェが立ち並び、2020年に開催される東京オリンピックのときには、メイン会場を結ぶ重要道路にもなる予定だ。
虎ノ門ヒルズがオープンすることで「世界を代表する企業が集積しグローバルな人々が集う街を目指す」(特定建築者の森ビル)とし、これまでにない国際都市を形成していくという。東京にまたひとつ魅力的な街ができつつあるが、ちょっと気になることも。それは、虎ノ門ヒルズの新キャラクターだ。
下の写真を見ていただきたい。新キャラクターの名前は「トラのもん」。22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」ではなく、22世紀の2114年からやってきたネコ型ビジネスロボットだ。
森ビルが発表したリリースによると「『トラのもん』は、みんなと一緒にワクワクできる東京『Mirai Tokyo』をつくるためにやってきました。虎ノ門ヒルズで、世の中をイノベーションしてたくさんのアイデアを形にするのが、彼の役割」だそうだ。
ところで、この「トラのもん」、今後はどのような形で使われていくのだろうか。森ビルの広報に聞いたところ「6月9〜11日にイベントを開催するのですが、そこでモニュメントを設置するかどうか検討しています。ドラえもんとのコラボですか? いまのところその予定はありません」とのこと。グッズ販売もいまのところ予定はなく、虎ノ門ヒルズに行って「『トラのもん』をおみやげに……」というわけにはいかないようだ。
それにしても、ドラえもんの姿にあまりにも似ているので、びっくりした人も多いのでは。モニュメントを見て「あ、ドラえもん!」と間違って言わないように、注意が必要かも。いや、間違って言う人がたくさんいそうだ。
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