東西、南北に細長い形をしている日本の国土。さまざまな気候や生活習慣が見られると同時に、土地の言葉にもたくさんのバリエーションがある。
インズウェブの調査によると、「普段、標準語を使って会話をしていますか?」と尋ねたところ、「はい」と答えた割合は首都圏(92.4%)や「北関東」(85.4%)では8割を超えており、「近畿」(37.0%)や「中国・四国」(37.8%)でも3人に1人以上だったことが分かった。
インズウェブでは「近年、テレビの普及で標準語を話す人が増え、逆に方言を話す人口が減っていると言われているので、その影響があるのかもしれない」とコメントしている。
多くの人が標準語を使用しているようだが、「標準語だと思って使用した言葉が方言だったことがある」という人は61.4%と半数を超えた。
具体的な体験談では「鶏肉のことを名古屋では、『かしわ』と言います。横浜のデパートで『かしわを買いたい』と話したら、和菓子屋さんに連れて行かれました」(愛知県、40代女性)、「工具をいつもの場所にしまっておくようにと思い、『なおしておいて』と言って指示したら、あくる日その工具がいつもの場所になく、言いつけた者に聞いたら、修理に出してしまっていた」(長崎県、50代男性)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象はインズウェブ利用者788人。調査期間は9月21日から10月11日。
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