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» 2015年07月24日 08時00分 UPDATE

来週話題になるハナシ:男性向けシェービング市場を盛り上げる、新ビジネスとは? (1/3)

男性向けのカミソリ市場が拡大している。同市場は今後も成長が見込まれ、世界的に注目の分野になっているという。背景を探っていくと、これまでになかった新サービスが登場して新たなトレンドが生まれていたのだ。

[藤井薫,ITmedia]

来週話題になるハナシ:

 24時間365日、いまも世界のどこかでユニークで刺激的な話題や新しいトレンドが次々と生まれている。だが、大半は情報としてこぼれてしまっている。そんなメインストリームでない情報こそ、ビジネスで使えるネタが詰まっているのではないだろうか。

 そこで、情報感度の高いビジネスパーソンならば、ぜひとも押さえておきたいトレンドや話題をちょっと先取りして紹介したい。プライベートにビジネスに、ちょっとしたインスピレーションのネタとして、役立つハナシを探るコラム。


 普段から身だしなみに気を配っているビジネスパーソンは、何を使ってヒゲを剃っているのだろうか? 電気シェーバー派か、それともカミソリ派だろうか? 日本では、電気シェーバー派が多いかもしれないが、世界的には、カミソリを使ってヒゲを剃るという人のほうが圧倒的に多い。

 米調査会社の発表によると、男性向け「シェービング」商品の世界市場は約160億ドル(1兆9888億円)規模だという。そのうち、カミソリ関連の商品は全体の約74%を占めている。さらに、今後もこのシェアが電気シェーバーに奪われることはないと言われている。それどころか、カミソリ関連商品は今後も成長が見込まれ、世界的には注目の分野になっているという。

 業界の予測では、2020年までにカミソリ関連商品のマーケットシェアが現在より増え、約80%まで拡大するとみられている。いま世界でカミソリ派に向けたビジネスに何が起きているのか。実は、これまでになかった新サービスによって新たなトレンドが生まれようとしており、業界が活性化しつつあるのだ。

 その新サービスとはいったいどんなものなのか。簡単に言うと、「替え刃」のサブスクリプション(定期便サービス)。リーズナブルな料金で毎月カミソリの替え刃を自宅まで届けてくれるサービスなのだ。オンラインで盛り上がっているこのサービスは、数年前には存在しなかったビジネスなのだが、いまどき何でも自宅まで配達してくれるのが普通になっているので、急成長を遂げているのだ。

 そのビジネスを最初に立ち上げたのが、米国の「Dollar Shave Club(ダラー・シェイブ・クラブ)」。まだ無名ブランドだった2012年に、YouTubeを使ったキャッチーなプロモーションを展開し、一気に知名度を上げた。替え刃のサブスクリプションという新鮮さがウケて、いまでは売り上げは6400万ドル(80億円)に達する。業界に新たな市場を生み出すことに成功したのだ。

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