コラム
» 2015年07月17日 11時24分 UPDATE

視力が落ちた気がする。原因は? (1/3)

「最近視力が落ちたなあ」と感じている人もいるのでは。視力が落ちてしまう原因には一体どういったことがあるのでしょうか。あまり知らていない視力のメカニズムとは……。

[いしゃまち]
いしゃまち

 日本は「近視大国」と呼ばれており、また近年ではその若年化も問題となっています。昔に比べて視力が落ちた気がする……と思ったことがある人も私たちが思っている以上に多いのではないでしょうか。視力が落ちてしまう原因には一体どういったことが挙げられるのでしょうか? なかなか知らない視力のメカニズムも一緒に見ていきましょう。

 視力とは物をどれだけ細かく見分けられるかを認識する機能の事です。視力と聞くと「C」の字を思い浮かべると思いますが、これは「ランドルド環」といい視力を測る指標となります。

 視力には「動体視力」「中心視力」「周辺視力」の他にも、遠近感や立体感などに関係する「深視力」など実にさまざまな種類があるのです。一般的には遠くの視力「遠見視力」が測られることが多いのですが、必要に応じて近くの視力「近見視力」なども測っていきます。眼科では視力検査が診察の上でとても重要で、眼科の基本とも言えるでしょう。

物が見える仕組み

 では、私たちはどのような仕組みで物を見ているのでしょうか?

 物を見た時に得た形や色の情報はまず光として角膜から虹彩に入り、水晶体で屈折され網膜で像を結びます。わかりやすく言うと、虹彩(茶目の部分)がカメラで言う絞りに該当し目に入る光の量を調整します。水晶体はカメラのレンズ部分となりピントを合わせて網膜というフィルムに焦点を合わせ、その光は視神経を通って脳に伝達され映像化されるのです。

 この時に重要になってくるのが網膜の黄斑という部分です。網膜中心部の「黄斑」には光を感じる「視細胞」が密集しており、更にその中心の「中心窩」は最も感度が高く視力の中心と言える場所なのです。つまり物を見る時はこの「中心窩」「黄斑」の働きで見え方が決まると言えるのです。

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