ウェアラブル端末や遺伝子検査など、デバイスや解析技術の発展によって、これまで知ることができなかった自分自身の情報について、どのように感じている人が多いのだろうか。20〜60代の男女に聞いたところ「興味を感じ、積極的に知っていきたい」と答えたのは73.2%に対し、「不安を感じ、できれば知らずにおきたい」は26.8%であることが、博報堂生活総合研究所の調査で分かった。
「積極的に知っていきたい」と答えた人に、その理由を聞いたところ「知ること自体が自信につながる」「客観的な情報で、正しい選択ができる」「将来のリスクをきちんと把握したい」といった声があった。また「知らないほうが幸せかもしれないが、怖いもの見たさで知ろうとしてしまう」という意見もあった。
一方、「できれば知りたくない」と答えた人に、その理由を聞いたところ「知らぬが仏。知ってしまうと不安になる」「感性や意志が揺らいだり、失ってしまいそう」「情報漏えいが心配」などの声があった。
自分自身について知りたい情報は「体質(疲れやすさ、回復力など)」(67.8%)がトップ。次いで「カラダが求めている睡眠・休息時間」(62.2%)、「潜在的な能力レベル」(61.2%)、「さまざまな病気の発症リスク」(61.0%)と続いた。
また親しい人について知りたい情報は「さまざまな病気の発症リスク」(56.1%)がトップ。次いで「日常生活の健康度合い」(56.0%)、「疲労やストレスの度合い」(53.8%)、「体質(疲れやすさ、回復力など)」(52.6%)、「カラダが求めている食べ物・飲み物」(52.4%)と続いた。
インターネットによる調査で、首都圏に在住する20〜69歳の男女1500人が回答した。調査時期は5月。
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