インタビュー
» 2015年07月10日 08時00分 UPDATE

新しい考え方(後編):既存のコーチングとは何が違う? アイディール・リーダーの考え方 (1/4)

「コーチング」といえば、上司が部下に指示を出すといったイメージが強いが、Ideal Leadersはこれまでとは違う新しい考え方を提案している。それは「アイディール・リーダー」。代表取締役ファウンダーの永井恒男氏に話を聞いた。

[まつもとあつし,ITmedia]

新しい考え方:

 先が見通せない時代が続いている。チームや組織を引っ張っていくリーダーの責任は増すばかりだ。伝統的なリーダーシップの方法論では、壁にぶつかってしまうケースも多い。悩めるリーダーに「アイディール・リーダー」という新しい考え方を提示し、ソリューションを提供しているのが、Ideal Leaders株式会社だ。代表取締役ファウンダーの永井恒男氏にその取り組みを聞いた。

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プロフィール:

永井恒男(ながい・つねお)氏

 1997年、野村総合研究所に入社。経営コンサルタントとして10年活躍後、 2005年に社内ベンチャー制度を活用し、エグゼクティブコーチングと戦略コンサルティングを融合した新規事業IDELEA(イデリア)を立ち上げ、以後10年間事業を推進。

 2015年4月にコンサルティング会社、Ideal Leaders株式会社を設立し、代表取締役 Founderに就任。


既存の「コーチング」とはどこが違う?

――前回、Ideal Leadersが提案する「アイディール・リーダー」とは従来のリーダーシップとどのような点が異なっているのか、といった点を中心に話をうかがいました。世間一般でコーチングというと、上司が部下への指示を適切に出したり、部下の話に耳を傾ける(傾聴)スキルを向上させるコミュニケーション術というイメージが強いかと思いますが、御社のそれはかなり違っているようですね。

永井: そうですね。もちろんわれわれも一般にいうところのコーチングのプロセスも一通り押さえていますが、目的は「アイディール・リーダー」のためのコーチングであることが大きく異なると思います。

 その人がちょっと気が軽くなる、というところをゴールに置くのではなく、経営者などのリーダーが「仕事を通じて世の中をどうしたいのか?」といった大きなテーマを正面から扱います。そして、その後はなんらか大きな決断や自己変革、企業変革を迎えることになります。だから、広く誰にでもオススメできる、というものではないのです。

 私たちが行うコーチングは、経営者や管理職など既に一般には「リーダー」の立場に就いている方々に、よりよいリーダー=「アイディール・リーダー」になってもらうためのものです。そのために、その人の「人生の目的とは何か」という本質的なところから、さらに「会社や組織をどういう風にしたいのか」という質問をします。これはこれまでお話ししてきた「指針」を確立する作業ですね。その上で、「ではどこから手を付けるか、自分から何を実践するのか、それをどう組織に伝播させていくのか」という具体的なアドバイスもします。「理・響・躍」のポイントを押さえながら、というわけです。

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