今年の「ゲリラ雷雨」はどうなる? ウェザーニューズが予測

» 2015年07月09日 14時22分 公開
[ITmedia]

 突発的かつ局地的に大雨や雷をもたらすゲリラ雷雨が気になる季節になったが、今年はどのような傾向があるのだろうか。ウェザーニューズは7月9日、7〜9月の「ゲリラ雷雨傾向」を発表した。

 それによると、今年はエルニーニョ現象の影響で太平洋高気圧の勢力が弱く、湿った空気や上空の寒気の影響を受けやすく、全国のゲリラ雷雨発生回数は昨年の1.4倍に増加すると予想。特に関東〜関西が多く、中でも関東甲信では昨年の2倍に増えるという。雷雨のピークとなる8月には昨年の約3倍発生する恐れがあり、「道路冠水や河川の急激な増水に注意が必要」(同社)としている。

(出典:ウェザーニューズ)

 7月下旬は太平洋高気圧が一時的に強まるのでゲリラ雷雨の発生が少なくなる時期があるものの、8月は高気圧の勢力が弱まり、全国的に発生件数がピークになると予想。9月になると台風や秋雨前線の影響を受ける日が増え、ゲリラ雷雨の発生は減少するが、雷を伴う短時間強雨や大雨に注意が必要だという。

エリア別のゲリラ雷雨発生傾向(出典:ウェザーニューズ)

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