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» 2015年06月25日 08時00分 UPDATE

赤坂8丁目発 スポーツ246:一流メジャーリーガーをも虜にするブルージェィズ・川崎のスゴさ (1/4)

あの男の人気は相変わらず健在のようだ。トロント・ブルージェイズの川崎宗則内野手のことである。川崎といえば“明るい”イメージがあるが、選手たちはどのように感じているのだろうか。

[臼北信行,ITmedia]

臼北信行(うすきた・のぶゆき)氏のプロフィール:

 国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。

 野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2013年第3回まで全大会)やサッカーW杯(1998年・フランス、2002年・日韓共催、2006年・ドイツ)、五輪(2004年アテネ、2008年北京)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。


トロント・ブルージェイズの川崎宗則内野手(出典:公式Twitter

 チーム内外でカワサキ人気は相変わらず健在のようだ。トロント・ブルージェイズの川崎宗則内野手が6月19日に今季3度目のメジャー昇格を果たし、インパクトを残している。

 といってもレギュラー定着を果たしているわけではなく、あくまでもチームメートのR・A・ディッキー投手が実父の死去に伴って「忌引きリスト」に入ったことによる代役での昇格。ベンチで控え要員の日々が続きながらも、そのポジティブな考え方と明るい性格によってチームメートや地元ファンから愛され、人気者になっている。

 「2チームに所属している感じがする。昨日は(マイナー傘下チーム)3Aのバッファロー・バイソンズ、今日はブルージェイズという感じ。何試合か分からないけど、亡くなったディッキーのお父さんのためにも、絶対に活躍したいと思って来た」

 これは川崎が日本メディアに対し、現在の心境について語った言葉である。メジャーとマイナーを行き来する自らのポジションを嘆くことなく「2チームに所属」という表現で冷静にとらえ、加えて天国へと旅立ったチームメートの父のためにも全力でプレーすることを誓った。これだけ前向きになれる人は、なかなかいない。

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