健康的に長生きする方法、それは禁煙だったり、食生活だったり、運動だったり、たくさんあります。でも、もっと大切な健康法があるって知っていましたか?
2015年3月、米ブリガムヤング大学の研究グループは、ある論文を報告しました。それによれば、最も長生きを妨げるものそれは「孤独」だというのです。
彼らは公表されているあらゆる研究論文を調査し、「寂しさを感じている人」、「社会的に孤立している人」、「1人で生活している人」と死亡率に関するデータを集めたのです。調査した人数は300万人に上るそうです。
結果として、「社会的な孤立」は29%、「寂しさを感じている人」は26%、「一人で生活している人」は32%と、それぞれ死亡率が高くなっていたそうです。
周りに人がいても「寂しいと感じている人」と、自分から選んで「一人暮らしている人」は、孤独の理由が全く違うように思えるのですが、これらの人たちの間で死亡率にあまり違いがないことが驚きです。
そして孤独による死亡率は、肥満や喫煙による死亡率上昇より高いとも言われているのです。
なぜ、孤独が死亡率を上げてしまうのか、その理由はまだ明らかではありませんが、原因の1つとして、1人で過ごしている人は運動をしなかったり禁煙が続かないなど、不健康な生活になりやすい傾向が明らかになっているようです。
人間にとって、友達や家族など周囲の人が健康への大きな支えになるということを示しているのかもしれません。「友達なんて面倒くさい、私は1人で生きていける」なんて、寂しいこと言わないで、友達や家族を大切にしましょうね。
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