あの野菜に悪玉コレステロールを減らす効果があった!?2回の実験

» 2015年06月15日 14時51分 公開
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 ブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜を多く取り入れた食事により、血液中の悪玉(LDL)コレステロールの量を減らすことができると言われています。

 これは、これらの野菜に多く含まれている「グルコラファニン」という物質を体内にとり込んだ効果だと考えられています。

悪玉コレステロールを効果的に下げる野菜!?

 そこで、グルコラファニン含量が高められた品種がアブラナ属の野生種との交配により作り出されました。このブロッコリーの商品名は「ベネフォルテ」と名付けられ、普通のブロッコリーよりもグルコラファニンを2.5〜3倍多く含むそうです。

 英国の研究グループは、このグルコラファニンが豊富なブロッコリーを食べることで血液中の悪玉コレステロールを効果的に下げることができるのではないかと考え、調査を行いました。

 研究グループは、この研究に参加したボランディアを2つのグループにわけ、片方のグループにはグルコラファニンを多く含むブロッコリーを1週間に400グラム、12週間にわたって通常の食事に加えて食べてもらいました。比較のために、もう片方のグループには、通常のブロッコリーを食べてもらいました。そして、血液中に含まれている悪玉コレステロールなどの値を実験前と実験後で測定しました。

 この研究では全く同じ実験を2回行いました。その結果、2回ともに、グルコラファニンを多く含むブロッコリーを食べたグループは普通のブロッコリーを食べたグループよりも血液中の悪玉コレステロールの含量が減少したことがわかりました。

 ベネフォルテが近くのスーパーに売っていない場合は、ブロッコリースプラウトでも同じ効果が期待できるようです。サラダなどで食べてみてはいかがでしょうか。

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