気温が上がってくると、やってくるのが虫、特に気になるのは「蚊」ですよね。ちょっと自然が多いところに行くと、刺されてしまうのでホント大変です。以前、蚊は人を刺すために進化した! なんて話をお伝えしましたが、昨年話題になったデング熱のこともあるし、できればあまり刺されたくないですよね。
そんな「蚊」、みんなの中で刺されやすくていつも1人だけターゲットになっている人いませんか? 刺されやすい人は生まれつき決まっているのでしょうか?
蚊が感知するのは、人が知らないうちに発生させている空気中の化学物質だそうです。英国の研究グループは、体臭などの体質と同じように、蚊をひきつけるかどうかは遺伝子で決まっているのではないかと考えたのです。
彼らはそのことを確かめるために双子を使った研究を行いました。つまり、遺伝子が全く同じ一卵性双生児では、蚊に刺される程度が同じで、遺伝子が兄弟くらい違う二卵性双生児では蚊に刺される程度が異なるのではないかと考えたのです。蚊は、通称ヤブカとも呼ばれる「ネッタイシマカ」を使いました。
研究グループは双子の手を容器に入れてもらって蚊を投入し、どちらの手の方に行くのかを測定しました。
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