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» 2015年06月03日 06時00分 UPDATE

導入から11年:押さえておきたい――進化したクールビズの最新トレンド (1/2)

すっかり定着した感のあるクールビズですが、最近のトレンドとなっているデザイン、色、素材はどのようなものでしょうか。アイテムごとにチェックしていきます。

[企業実務]

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 本記事は企業実務のコンテンツから一部抜粋・編集して掲載しています。


 「夏場の軽装による冷房節約」をキャッチフレーズに、2005年以降行われてきたクールビズも、導入から今年で11年目。

 とはいえ、「何をどう着ればいいのかいまひとつ分からない」という声も聞かれます。TPOに関するおさらいを兼ねながら、アイテムごとのポイントと押さえておきたいこの夏のデザインの傾向を見ていきましょう。

シャツ――ネクタイの有無を問わない衿の形が基本

 クールビズといえばノージャケット・ノーネクタイのスタイルを連想する人が多いでしょう。ただ、ビジネスシーンにおける装いである以上、「ジャケットを着てネクタイを締めてもおかしくない服装であること」は、クールビズの絶対条件といえます。

 シャツはここ数年、ボタンに色が付いていたり衿などに他の色のアクセントがあるタイプが若い層を中心に人気ですが、「着用には注意が必要」と三越日本橋本店の飯島芳之氏は強調します(以下、発言は飯島氏)。

 「衿元にポイントのあるこうしたタイプは、ネクタイなしの着用を前提にデザインされています。『今日は重要な会議があるから』とネクタイを合わせると、ちぐはぐな装いになりがちです」

 安心なのはワイドカラーかボタンダウンシャツです。どちらも、ネクタイの有無を問わずに着られます。

 シャツの素材は通気性や吸水速乾性の高いハイテク素材(化学繊維)が売れ筋ですが、ファッションへのこだわりが強い層が支持するのは、断然天然素材です。代表格が、エジプトコットンなどの高級綿糸で織られた綿100%の涼感シャツ。

 「涼しさの秘訣は、しなやかな風合いの木綿糸を強くよったうえで織り上げていること。生地に適度なシャリ感が生じるため、肌離れがよく、さらりとした着心地を味わえます」

 シャツが汗で背中に張り付いた姿は周囲に不快感を与えるため、シャツの下には汗取り用のインナーを着ましょう。夏は衣服を1枚でも減らしたいと考えがちですが、吸放湿性の高いドライタイプのインナーなら、むしろ着用したほうが汗で体がべとつかず快適です。丸首は避け、Vネックの開きが深いものを選ぶと、シャツを第2ボタンまで開けてもインナーがのぞきません。色はベージュが人気です。肌色に近い分、透けにくくなります。

ジャケット――薄手のネイビージャケットを1枚用意

ks_jacket.jpg 涼しげなジャケットがあれば安心

 通勤中やオフィスではシャツとスラックスのみ、という人も、ジャケットを1枚用意しておくと、急な会議や来客にもあわてずにすみます。おすすめは、裏地や肩パッドなどを省いて1枚仕立てにしたソフトなシルエットのジャケット。このタイプの特徴は、裏地などの副素材が少ない分、軽くて涼しい点です。

 「ただ、やせ気味の人は、胸周りに薄く芯が入ったタイプをセレクトすると、胸板が厚く、しっかりとした印象になります」

 色はネイビーが今年のトレンド。濃紺よりワントーン明るい程度であれば涼しさを演出でき、周囲からも浮きません。

 素材はサマーウールが一般的。羊毛を細くよった生地は天然素材ならではの通気性と清涼感、さらりとした肌触りが持ち味で、シワになりにくい点もメリット。ほとんどの商品が家庭での水洗いは不可で、ドライクリーニングが必要です。

 一方、手入れのしやすさを重視するなら、風合いはウールより劣るものの、自宅洗いが可能な化繊を選ぶとよいでしょう。形状記憶機能を備え、洗濯機で繰り返し洗っても型崩れしないタイプが増えています。

 どんな素材のジャケットも続けて着ると生地を傷めます。着用後、全体に洋服ブラシをかけるだけで生地表面の毛羽立ちやテカリが抑えられ長持ちします。定期的なブラッシングを心掛けるとよいでしょう。

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