スタバの最新旗艦店は、まるで「チャーリーとチョコレート工場」のようだった編集長ヨシオカのシアトルレポート(1/4 ページ)

» 2015年05月31日 10時30分 公開
[吉岡綾乃ITmedia]

 今や世界中に店舗を展開するスターバックス。その発祥の地であり、本社があるシアトルには、スターバックスの1号店とともに最新の旗艦店があります。

 シアトルの観光名所であるパイクプレイスマーケットのすぐ近くに、1971年の創業当時のロゴを掲げた1号店(Pike Place店)と「1st&Pike-Seattle」店がある、というのは前回記事に書いたとおり。今回は同じくシアトルに、2014年12月にオープンした最新の旗艦店「Reserve Roastery and Tasting Room(リザーブロースタリーアンドテイスティングルーム)」を紹介します。

 →「シアトルで、スターバックス1号店に行ってきた」

巨大な建物には「☆|R」のシンプルなロゴ

 スターバックス1号店から9ブロック離れたところにあるリザーブロースタリーアンドテイスティングルーム。かなり大きな、重厚感があってとても素敵な建物です。

 パッと見て「あれ、スタバっぽくないな?」と思いました。多分それは、おなじみの緑色のロゴ&店名看板がないから。代わりに「☆R」がここのロゴのようです。正面から上を見上げると、ファサードの部分に尾が二つに分かれた茶色いセイレーン(人魚)がいました。1号店のロゴ(参考画像)を立体的にしたような感じです。

外観。よく見ると上部に茶色いセイレーンが
重い扉を開いて中へ。緑色の「STARBUCKS」の文字の代わりに「☆|R」の表示が使われている

 重い扉を開けたとたん、コーヒー豆の香ばしい香りに包まれます。店内はたくさんの木材を使った落ち着いた空間で、ものすごく広い! 入り口を入ってすぐのところに、マグカップやタンブラー、コーヒーグッズや本などいろいろ並べられているのが気になりますが、ふと目を上げると店の奥に視線が吸い寄せられました。

コーヒー豆が焙煎されるようすを楽しく演出

 広い! と思ったのも当然で、なんと店内の総面積は1万5000平方フィート(1395平方メートル、約419坪)もあるのだそう。そしてその広大な店内の中央に鎮座しているのは、巨大なロースター(焙煎機)。よく見ると大小2つのロースターがあります。

店内の奥に巨大なロースターが見える
店内中央。広いスペースがコーヒー豆の焙煎のために割かれている
ロースターは大小2つ。手前が小、奥が大
小さいロースターでもこのサイズ。作業スタッフとの比率で大きさが分かるはず

 ここの店名は「Reserve Roastery and Tasting Room」。つまり、(スターバックス)リザーブで使うコーヒー豆の焙煎を行い、テイスティングもできる部屋……という意味なのです。

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