土肥: 北村さんのマンゴー味に対する情熱は、びしばしと伝わってきました。ということで、上層部から「一発OK」をもらったわけですね。
北村: いえ、それが苦労しました。3回目にやっと……。
土肥: どこをダメ出しされたのですか?
北村: カフェで出されているような本格的な味を出そうとしたところ、「クセが強い」と言われました。世に広く出すモノなのに、クセが強ければなかなか受け入れられません。
土肥: 同じようことを、缶コーヒーを開発している人から聞いたことがあります。本格的なエスプレッソを商品化しようと思って、会社の上層部に試飲してもらったところ、結果は「苦すぎる。缶コーヒーで本格的なエスプレッソを好む日本人はどのくらいいるのか?」と言われたそうで。この指摘を受けて、担当者は「多くの人に受け入れられるようにマイルドな味にした」と話していました。
ちなみに、2回目には何を言われたのでしょうか?
北村: 「まだまだクセが強い」と言われ……。で、味を調整して、3回目でOKの返事をもらいました。
広報: ドイさん、とろけるマンゴー味を召し上がってください。
土肥: では、この流れでいただきます。(食べてみて)うーん、まだクセが強いですね。
北村&広報: えっ!
土肥: 冗談です。いい感じで、なめらかさが出ています。
(終わり)
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