生涯未婚率を下げたい!「ゼクシィ縁結び」が目指すものリクルートが婚活サービスに本格参入

「結婚が決まった人」向けに結婚情報を提供していたゼクシィが、結婚相手を“探す”サービスに本格的に乗り出した。「ゼクシィ縁結び」は、既存のネット婚活や結婚相談所とどこが違うのだろうか?

» 2015年05月18日 10時00分 公開
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2000年以降の日本の婚姻組数。日本では結婚するカップルが急激に減っており、男女ともに理由の1位は「出会いがない」

 結婚情報メディア「ゼクシィ」でおなじみのリクルートマーケティングパートナーズはこの春、「ゼクシィ縁結び」「ゼクシィ恋結び」をスタートした。ゼクシィ縁結びはいわゆる婚活サービス、ゼクシィ恋結びは恋活サービスで、それぞれターゲットユーザーとして、30代、20代の男女を中心に想定している。

 特に4月23日にスタートしたばかりのゼクシィ縁結びは、既存のネット婚活サービスや、結婚相談所の「手の届きにくい価格帯」「サービスに対する誤解」「身近なサービスの不在」といった課題を解決した、より使いやすい婚活サービスになっているという。既存サービスとどこが違うのか、新サービスの狙いとは? ゼクシィの婚活事業責任者兼リクルートゼクシィなび社長の貝瀬雄一氏に聞いた。

 ゼクシィ縁結びは大きく以下のサービスに分けられる。(1)ネットを使って相手を探す「ゼクシィ縁結び」、(2)いわゆる結婚相談所と同等のサービスを提供する「ゼクシィ縁結びカウンター」、(3)婚活イベントを提供する「ゼクシィ縁結びPARTY」の3つだ。

リクルートマーケティングパートナーズの新サービス「ゼクシィ縁結び」

 共通しているのは、既存のネット婚活サイトや結婚相談所の課題を解決しつつ、シンプルな料金体系というところ。それぞれ以下に記す通りの料金で、結婚相談所などでよくある「成婚料」や「お見合い調整料」などは発生しない。

月額3980円、定額でシンプル料金のネット婚活「ゼクシィ縁結び」

 サイトに登録し、ネットで相手を探す婚活サイトであるゼクシィ縁結びは、ネット婚活サイトの課題だった「本人認証がしっかりしていないと、安心して相手を探せない」という声に応え、運転免許証などの公的書類による本人認証を行っているほか、24時間スタッフがパトロールを行っている。

ゼクシィ縁結びの特徴

お見合いコンシェルジュがデートを調整

 最大の特徴は、ネット婚活サイトでありながら、「人の仲介」で気になる人に会えるという点だ。ゼクシィ縁結びでは気になる相手に「いいね」を送り、相手も「いいね」を送り返してくれればマッチングしている状態になり、メッセージのやりとりを経て次の段階(デート)に進めるが、このときのデートの段取りを、直接当人同士が行わなくても、サポートセンターのお見合いコンシェルジュが行ってくれる。自分の個人情報を相手に伝えなくても、実際に会えるのだ。

 「ネット婚活で多いのが『本当に会えるんですか?』とか『個人情報を(会う前の相手に)伝えるのが不安』という声なんです。人が仲介することで、デートに進むときの安心感がグッと増します」(貝瀬氏)

価値観マッチング

 もう一つ大きな特徴が、雑誌『ゼクシィ』利用者6000人に調査した結果から生まれた価値観診断プログラム「価値観マッチング」だ。18問の質問に答えると、「皆に慕われる理想の先輩タイプ」「他人思いの優しさ満点タイプ」など、自分が13種類あるタイプのうちどの価値観タイプかが示される。

 ゼクシィ縁結びでは、ユーザーがログインするときに毎日4人お勧めの相手が紹介される。このとき、価値観マッチングの結果を参照して、自分と相性の合う異性が紹介されるようになっている。

おすすめのお相手検索

 これまでの婚活サービスでは居住地や年齢、学歴、年収といった、いわば相手に求める“スペック”を入力し、その条件を元にソートして出てきた相手に会ってみる……という形式を取ることが多い。しかしこのやり方だと、条件が緩ければ合う人が多すぎて、結局誰に会ったらいいか分からないという問題があった。

 ゼクシィ縁結びでは、上述の価値観マッチングに加えて、最新のアルゴリズムでユーザーに合う相手を勧めるようになっている。具体的には、ユーザーが「いいね」を付けた人など行動履歴をシステムが学習し、より好みに合う人に出会いやすくなっているのだ。

シンプルな料金システム

 ゼクシィ縁結びは、登録料0円、月額3980円とシンプルな料金体系も特徴だ。ユーザー登録は無料で、ログインして紹介された4人の相手にいいねを送る、相手もいいねを送ってくれたらメッセージを送る……というところまでは無料で利用できる。

 上述のお見合いコンシェルジュによるデート調整機能なども追加料金はかからない。どれだけヘビーに使っても月額3980円で、安心して利用できる。

いわゆる結婚相談所をリーズナブルに――「ゼクシィ縁結びカウンター」

 ゼクシィ縁結びのサービスよりもさらに手厚いサービスで、一般的な“結婚相談所”と同等のサービスを提供しているのがゼクシィ縁結びカウンターである。5月1日に第一号店が東京・新宿にオープンしたばかりで、さらに2015年夏以降には名古屋・大阪にも店舗をオープンする予定となっている。

ゼクシィ縁結びカウンター

 価値観マッチングの結果や相手紹介といったゼクシィ縁結びで提供しているサービスに加え、店舗に行くと専任コーディネーターと対面で相談できるのが大きな特徴だ。さらに結婚相談所大手の「パートナーエージェント」と提携しており、オープン当初から同社の1万人の会員を紹介できるのが強みだ。

 入会金が3万円、月会費は9000円〜と、こちらも料金はシンプル。「『フィットネスクラブのように使える』がコンセプトです。利用しやすく分かりやすい料金で、多くの人に使ってほしい」(貝瀬氏)

“居心地の悪さ”を解消――婚活パーティー「ゼクシィ縁結びPARTY」

 ゼクシィ縁結び、ゼクシィ縁結びカウンターよりも一足先にサービスインしているのが、婚活パーティー&恋活イベントの「ゼクシィ縁結びPARTY」だ。

 「シャン・クレール」や「ベストパートナー」など婚活イベントを展開している企業の他、ABC Cooking Studioや日本旅行といった異業種の企業とも提携しているのが大きな特徴。話hanaコン、料理コン、スポーツコンなど、さまざまなタイプの婚活イベントを企画しており、趣味を通じて自然に会える。入会金や月額利用料金などはなく、イベント毎に決められた料金を支払う。

 「婚活イベントに参加した方に聞くと『居心地の悪さ』があるということなので、その解消を心がけました。身近に感じるブランド企業と組むことによって『ゼクシィ縁結び×ABC Cooking Studio=料理コン』とか『ゼクシィ恋結び×日本旅行=グァムツアー』といった楽しい企画をやっていきます」(貝瀬氏)

男性は4人に1人、女性は5人に1人が結婚しない時代がやってくる

 ところで、もともと「結婚が決まった人」向けのサービスを提供していたゼクシィが、結婚相手を“探す”サービスを提供することになったのはなぜなのだろうか?

 50歳時点で未婚の人の割合のことを生涯未婚率というが、日本ではこの生涯未婚率の割合が急激に増えている。「1990年に男性5.6%、女性4.3%だった生涯未婚率は、2010年にはそれぞれ20.1%、10.6%に増加。このままだと2030年には27.6%、18.8%に増えると予想されています。つまり15年後には、男性の4人に1人、女性も5人に1人は結婚しない社会が来るということになります」(貝瀬氏)

生涯未婚率(50歳時点で未婚の人の割合)

 リクルートマーケティングパートナーズでは、「幸せな結婚を増やす」を企業の大方針としているという。「幸せな結婚を増やすために、出会いの場を増やしていきたい。結婚相手を真剣に探している人や、婚活を始めたばかりの人をサポートするためのサービスを提供しよう……そのコンセプトで始まったのが、ゼクシィ縁結びなんです」(貝瀬氏)

 結婚しない人が増えている現代日本。生涯未婚率を下げ、幸せな結婚を増やすための事業であるゼクシィ縁結びはスタートしたばかりだが、貝瀬氏は「将来性は高い」と自信を見せる。「ゼクシィ縁結びカウンターは、3年後に提携先のパートナーエージェントと合わせて5万ユーザーを目標にしています。これは結婚相談所としては最大級ですが、十分達成できる数字だと思っています」

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提供:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2015年5月31日