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» 2015年05月14日 22時15分 UPDATE

日立15年3月期、過去最高の営業益6004億円 東原社長「成長路線に入った」 (1/2)

日立製作所が今期最終年度となる中期経営計画の進ちょく、ならびに2015年3月期通期の連結決算を発表。海外売上高比率は50%が見えてきた。

[伏見学,ITmedia]
日立製作所の東原敏昭社長兼COO 日立製作所の東原敏昭社長兼COO

 「日立は成長路線に入った。今後も当然、営業利益率で2桁を目指していく」――。日立製作所が5月14日に開催した2015年3月期通期の決算説明会の場で、東原敏昭社長兼COOはこう意気込んだ。

 前期の売上高は9兆7619億7000万円(前年同期比2.1%増)、営業利益は6004億7900万円(同11.6%増)で過去最高益を更新した。鉄道車両などの社会・産業システム事業や、電線・ケーブルといった高機能材料事業などが好調だった。

 今期(2016年3月期)は社会イノベーション事業や海外事業などを柱にした3カ年計画「2015中期経営計画」の最終年度。この2年間で連結売上高は年率約2%成長し、営業利益率は6.2%まで引き上げた。今期の連結業績見通しは、米国会計基準で売上高が9兆9000億円、営業利益は6600億円、営業利益率は6.7%、当期純利益は3300億円と増収増益を見込む。

2015中期経営計画の成果 2015中期経営計画の成果

 ただし、中期経営計画の当初目標は売上高10兆円、営業利益率7.0%以上、当期純利益3500億円以上としており、見通しとの間にギャップが生じている。「世の中が我々の想像を超えるスピードで変化している。もっと先手を打った構造改革が必要だった」と東原氏は反省する。一例が2015年3月期に当期純損失として527億円を計上したことだ。これは2014年2月に三菱重工業との合弁会社である三菱日立パワーシステムズを設立した際、日立に残した火力発電システム事業の一部プロジェクトを非継続事業としたことによるもの。「火力関連事業の処理に予想以上の時間がかかってしまった。あらかじめ予見しなくてはならなかった」と中西宏明会長兼CEOは述べる。

 「まだ諦めたわけではない。今期に収益を積み上げして当初目標に向かってまい進する」(東原氏)

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