ドコモとローソンが提携、ポイントの相互交換以外も検討共同出店も(2/2 ページ)

» 2015年05月13日 19時46分 公開
[ふじいりょうITmedia]
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あらゆるチャンネルで両者の提携をアピール

 パートナー企業との新価値創出を目指して「+d(プラスディー)」の展開を進めているドコモは、クレジットカード事業を展開することが、他サービスとの差別化になると捉えており、非接触決済システム「DCMX(iD)」導入企業にもdポイントの利用を拡大していきたい考え。加藤社長は「1業種1企業とこだわらずにいきたい」と話した。また、ポイント提携においては、マーケティング向けのデータは共有していく方針。

 一方、ドコモの発表会に出席したローソンの玉塚元一社長は、2014年10月に買収した高級スーパー成城石井や、ドコモの子会社でローソンも資本参加している有機・低農薬野菜宅配サービスらでっしゅぼーやなどにも言及。ローソン店内に小規模ドコモショップを設置するなど共同出店の例を出し、ドコモユーザーの来店誘引への期待にとどまらず、ヘルスケア分野や商品開発や共同販促なども「何らかの取り組みができるのではないか」と提携の可能性を検討すると述べた。

ローソンの取り組みについて語る玉塚社長

 ローソンでは、提携を記念して6月にドコモのキャラクター「ドコモダケ」をイメージしたおろしそば、おにぎり、マフィンの3商品を発売。特に「ドコモダケ マフィン ミックスフルーツ」(150円・税込)については「かなりおいしいのでぜひ召し上がっていただきたい」(玉塚社長)と話し、あらゆるチャンネルで両者の提携をアピールしていく姿勢を示した。携帯キャリアとコンビニチェーンの提携が、ポイントサービスからさらに発展していくことになるのか、注目が集まりそうだ。

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