新戦略について、和雄氏は「1年後にはメドがたつ」という。その時点で代表権や会長から退くかどうかは「その時点で考えたい」と明言を避けた。一方で「(カシオには)人の真似ではなく、初めて世に出す商品がたくさんある。当社には知名度も販売力も資産もある。さらなる発展ができると確信している」と1988年より長きにわたってトップを務めたプライドをのぞかせた。
新社長となる和宏氏は、「新たな経営目標を早期に達成すべく全社一丸となってがんばっていく。最大の資産はカシオファン。すべてのステークスホルダーに愛され応援されて存在している。皆さんの期待を越える商品を想像し、新しいカシオをつくり社会貢献をしたい」と語った。「G-SHOCK」など看板商品がある時計事業やコンシューマ事業と、新規事業の構築がいかにかみ合うのか、この1年が勝負と言えそうだ。
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