「ストレス」の正体とは?最高の営業デビュー(2/2 ページ)

» 2015年05月08日 08時00分 公開
[佐藤昌弘ITmedia]
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人は、どうやって自信がつくのか?

 「自信がないんです」
 「自信っていうのはどうやって身につきますか?」

 新人営業マンから、こうした悩みもよく相談されます。自信は、どうするとつくのでしょうか?

 よく、「自信というのは成功体験を積めばいい」といわれますが、これは厳密にいうと正しくありません。「失敗は努力によって克服することができる」という学習体験こそが、自信となっていくからです。

 もちろん、単純な成功体験も必要ですが、失敗を努力によって克服した経験も同じぐらい大切なのです。

 何のチャレンジもしない人間は、当然ながら失敗をしない。失敗しないのだから、努力によって克服もできない。結局、チャレンジしない人は自信がつかない――。

 もし、自信をつけたいのなら、どんどんチャレンジして失敗し、それを努力によって克服していけばいいのです。

 「新しい営業トークを試してもアポが取れなかった」
 「今回は契約を迫ってみたら、お客さんがボツになった」
 「提案書を工夫したのに失敗した」

 そうなっても、どんどんチャレンジしたらいいのです。いろいろとミスや失敗をたくさん繰り返し、努力をして克服をしていくのです。それこそが自信につながるのだと理解しておくべきなのです。

 ただし、致命的な失敗だけは避けてください。例えば、

 「お客さんとの約束の時間に遅刻しそうになって、急いで車を運転して事故を起こした」
 「デキる営業マンになるには外見から……と、見栄を張ってベンツやロレックスの時計を買ってカード破産した」
 「お客さんに訴えられるようなことをして懲戒解雇される」

 そういう致命傷だけは、くれぐれも避けてください。

 なんでもかんでも冒険したほうが良いとは言いませんが、「自信がない」と言っている人に限ってチャレンジをしていないものです。

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