第二の営業スキル――“好印象”の与えかた最高の営業デビュー(5/5 ページ)

» 2015年05月05日 08時00分 公開
[佐藤昌弘ITmedia]
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営業マンの本音は見抜かれている!

 一方、デキる営業マンというのは、感情を隠そうとしても表情に必ず出てしまうことを知っています。だから無理にとりつくろいません。

 困ったときは、困っていることを上手にお客さんに伝えます。

 「弱りましたねぇ。お客さまのご希望に沿えるかどうか検討するのに、少しお時間をいただけませんか?」
 「すぐにお答えできずに申し訳ございません。ちょっと頭の中を整理させてください」
 「う〜ん、どうお答えしたら良いか正直、困っております。少しだけお待ちいただけますか?」

 お客さんに合わせた調子の良い対応ではなく、率直な言葉とともに語るのです。

 デキる営業マンは、下手に嘘をついたりスマートな対応をしようとしません。それよりも、お客さんに本音で向き合う姿勢のほうがむしろ好感を持たれ、結果として信頼され成果につながることを知っているのです。

 これはトレーニングによって誰でもできます。実際に営業の現場に出る前に、お客さんと会話の場面をイメージするだけでも効果的な練習になるはずです。

好印象を与えるコツ:(7)服装や色使い

 好印象を与えるための最後のコツは「服装や色使い」です。

 これは難しく考える必要はありません。ごく普通の、常識的なファッションセンスを維持していれば大丈夫だからです。

 言うまでもありませんが、結婚式にジーンズで行くとか、大切な打ち合わせにTシャツで行くとか、そういうのは非常識だと言わざるを得ません。TPOに合わせて、社会人として常識的な服装や色使いにしてください。

「好印象を与えるスキル」は、慣れれば誰でも身につく

 「好印象の与え方」については、最初から全部できなくてもまったくかまいません。そもそも営業デビューをして、心理的な余裕がないときには緊張するものです。そうすれば緊張は表情に出ますし、おどおどした目線になってもしかたがありません。

 日々の営業活動の中でだんだん慣れていけばいいのです。第二のスキルは徐々にできるようになっていけば大丈夫です。

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