日々の業務にまい進してもらうには、家族の理解やサポートも欠かせません。本人だけでなく家族にも喜ばれる品物を選ぶことも考えるとよいでしょう。
ここでは何を選ぶかだけでなく、仕事や会社について理解を促し、家族との会話のきっかけとなるようなメッセージを添えることが大切になります。そこで新しいトレンドとして、高島屋法人事業部の藤田智幸氏は、これまでとは違ったカタログギフトの使い方を提案します。
「カタログギフトには家族と一緒に欲しいものを選べるというメリットがあります。それにプラスして、いまのカタログギフトは表紙をオリジナルにしたり、前半に社長のメッセージや簡単な社史を載せたページを挿入したりと、カタログそのものを柔軟にカスタマイズできるようになっています」
自社仕様になっていれば、欲しいものを選んだあともカタログ自体を記念の品として手元に残せるので、とくに全社員を対象とする場合におすすめだそうです。
JTBモチベーションズで企業の周年行事のプロデュースに携わっている横山純子氏は、配る対象者や場所を踏まえて、かつ、企業のカラーに合った品物を選ぶことがポイントだと指摘します。
「後日発送するのであれば重いものでもかまいませんが、記念式典のお土産として持って帰ってもらうのなら、かさばらなくて軽いものが適しています」
近年は、オリジナリティにこだわる企業も増えています。また、創業を話題にするきっかけとして、創業の地の特産品、創業の季節をイメージした地元のお菓子などを贈るのも効果的な方法です。
「歴史の古い企業では創業時代を知っている社員は限られます。『当時の話を聞かせてください』というように、記念品をきっかけに若手社員とベテラン社員がコミュニケーションをとる機会ができるかもしれません」(横山氏)
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