「ドーナツ戦争」の行方は? 調査で見えたコンビニ VS.主要チェーンの“勢力図”購入者は誰?(2/3 ページ)

» 2015年04月23日 11時30分 公開
[JMR生活総合研究所]
JMR生活総合研究所

コンビニドーナツ購入率は女性より男性が高い

 いくつかの基本属性をみると、性別ライフステージ別の説明力が高くなっていたため、ドーナツの購入チャネル毎の客層を性別・ライフステージ別に確認する。

 半年以内の購入率では、どの層で比較してもミスタードーナツは他のチャネルより圧倒的に購入率が高く、男女の子育て層で顕著に表れている。客層の違いをみると、ミスタードーナツは女性の購入率が高いのに対し、セブン-イレブンは男性の購入率が高い。またセブン-イレブンでは、男性の既婚子なし層の購入率が高く、ここでも女性を上回っている。

photo 図表4 ドーナツ購入チャネル

 半年以内の購入率では、全体でミスタードーナツが52.1%、セブン-イレブンが15.5%と3倍以上の差があるのに対し、月に一日以上の購入頻度の高い人においてはそれぞれ23.5%、10.4%と、セブン-イレブンがミスタードーナツに迫っている。

 コンビニは来店頻度が高く、セブン-イレブンはミスタードーナツの10倍を超える店舗数を持っていること、またコンビニの品ぞろえの多さから他の商品も買える便利さも兼ね備えていることから、一定以上の購入頻度のレベルでみると、セブン-イレブンがミスタードーナツに迫っていることがわかる。

自宅付近のコンビニで、飲料とともについで買い

 ここからは、半年以内のコンビニのレジ横ドーナツ購入者について詳しくみてみる。

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