「Yahoo!予約 飲食店」と「トレタ」が提携、メリットはスタート(1/3 ページ)

» 2015年04月16日 11時24分 公開
[ふじいりょうITmedia]

 ヤフーが運営しているグルメ予約サービス「Yahoo!予約 飲食店」が、飲食店向けの予約台帳サービス「トレタ」と機能提携を4月15日にスタートした。Yahoo!予約 飲食店で登録した日時、人数などがトレタを利用している店舗の予約台帳に連携されるので、変更やキャンセルも瞬時に反映される。これまで飲食店はグルメ媒体上で予約管理などをしていたが、従業員の手作業によってミスが起きやすくなっていた。今回の連携で、トレタの中村仁社長は「紙とネットの二元管理などの課題を一気に解決できる」とし、「これが飲食店予約の究極の形になると思っている。普及すれば電話の対応すら不要になる」と展望を示した。

 ヤフーは2013年10月に飲食店予約サービスを開始。指定の日時、人数で空席のある飲食店を検索することが可能で、その場で即時予約が可能。飲食店側は初期費用などが無料になっていることから、契約店舗数は約1万3500店舗(2014年3月末現在)と伸びている。ただ、「ネット予約と予約台帳が連携しておらず、管理漏れによる二重予約といったリスクがあり、空席在庫を増やせないといった課題があった」(ヤフー ショッピングカンパニー予約事業本部長の江崎命氏)という。

 一方、トレタは2013年12月にリリース。飲食店の予約管理に特化したアプリで、スマートフォンやタブレット端末でも閲覧や操作が可能だ。2015年4月時点での登録店舗数は2605店舗、「加盟店のマンスリーアクティブ率は96.99%」(中村氏)とし、1日当たり約7000件、4万人が利用している。

ヤフーが運営する「Yahoo!予約 飲食店」(写真)とトレタが提携
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