本田技研工業の航空機事業子会社・ホンダエアクラフトカンパニー(HACI)は4月8日、開発中の小型ビジネスジェット機「HondaJet」を25日から日本と欧州で初披露すると発表した。目標としている2015年内の出荷に先駆け、市場に性能をアピールする。
HondaJetは、主翼上面に自社製エンジンを配置するなどの独自設計を採用した小型ジェット機。06年に開発をスタートし、14年5月には量産1号機をスイスで公開。15年内の出荷開始に向けて量産を本格化させている。
4月下旬から、世界13カ国以上・約4万8000キロをHondaJetでめぐる「HondaJet ワールドツアー」をスタート。日本では4月25日〜5月5日にかけて、成田国際空港、神戸空港、岡南飛行場(岡山県)、仙台空港の4カ所で一般公開し、デモンストレーション飛行や地上展示などを行う予定だ。
発売前の一般公開を通じ、主要国市場に向けて機体性能などをアピールしたい考え。HACIの藤野道格社長は「欧州におけるデモンストレーション飛行によって、HondaJetの速度や燃費の卓越性、そして欧州圏内の主要都市を結ぶのに最適な航続距離などを実際に体験していただけることを期待している」とコメントしている。
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