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» 2015年03月30日 09時00分 UPDATE

サカタカツミ「新しい会社のオキテ」:長く働き続けるために、あなたが今できることは、何か? (1/3)

あなたはいくつまで働きたいと考えていますか? 60歳になったらやめよう、体が動く限りはずっと働き続けたい、考え方は人それぞれだと思います。長く働き続けるために、あなたが「今」できることとは?

[Business Media 誠]

 今はまだ、遠い先のことのように思えて、まったく想像ができないかもしれませんが、このコラムを読んでいる皆さんにも、いつか働けなくなる時がやってきます。

ay_sakata01.jpg いつか働けなくなるときのことを考えたことがありますか?

 働く必要がなければ働きたくないよ、という声が聞こえてきそうですが、そんな風に自分の意思で「働かない」という選択肢を取れる人はごくわずか。逆に「身体が動くうちは、ずっと働いていたい」と考えている人の方が多数派ですが、実際には「あなたには働く場所はありません」と宣告されてしまうケースも多いのです。

 今週は「ずっと働き続けたいと考えているあなたが、今何をすべきなのか」という話を少ししてみたいと思います。

人は足りない、しかし、余っている場所もある

ay_sakata02.jpg 働く人は増え続け、失業者は減り続けている(出典:総務省統計局「労働力調査」2015年2月分速報)

 総務省統計局が毎月発表している「労働力調査」を見ていると(参照リンク)、興味深いことに気がつきます。とにかく働く人が増え続けているのです。失業者は57カ月連続で減少しています。正社員の立場で働いている人たちもどんどん増えていて、前年同月に比べて58万人も増加しているのです。逆に、非正規と呼ばれている領域で働く人は格段に減っている。

 ほぼ「完全雇用」状態の日本ですが、一方、身近なレベルで周囲を見渡してみると「就きたい仕事に出会えない」とか「就職活動を頑張っているのにまったく仕事に就けない」という話は、珍しくありません。つまり、労働力市場という観点からいうと、人はまったく足りない状況。働く意思と能力を持ち、求職活動を行っていながら、就職の機会を得られない「完全失業者」は226万人しかいないのですから。それなのに、思ったような仕事に就けない人がいる。

 ざっくり言えば「何でもいいから仕事に就きたいと思うなら、いくらでも仕事がある」状態。しかし「自分で仕事を選びたいと思ったら、まだハードルが高い」状態なのです。かつてのように「どんな仕事でもいいから、働きたいけれども、仕事がない」という状態よりはマシですが、人によっては辛い状況に置かれてしまう可能性もあります。

ay_sakata03.jpg ここ数年、完全失業者は減り続けている(出典:総務省統計局「労働力調査」)
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