注目されているカープの中で、注目されていない監督に迫る赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)

» 2015年03月26日 08時00分 公開
[臼北信行Business Media 誠]
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厳格な一面も

 1987年からプロ生活をスタートさせながら毎年のようにケガに泣かされ続け、やっとレギュラーの座をつかんだのは95年のシーズン。苦労を重ねながらも諦めなかった不屈のガッツの持ち主だから厳格な一面も当然ある。3月14日には不振にあえぐ堂林翔太内野手に「開幕ベンチを狙う選手じゃない。内容、結果とも全然考えられないレベルだ。野村前監督にいろんなことを教えてもらった一番の選手。これ以上、掛ける言葉はない」とボロカスに言い放って無期限の二軍降格を命じた。

 「堂林は『オーナーのお気に入り』ともささやかれて将来を嘱望されているが、なかなか結果を出せない日々が続いている。野村前監督の時代も不振が続いていたのに、起用されていたのでチーム内からは『特別扱いじゃないのか』との声も目立っていた。そういうムードを察知した緒方監督は断を下したのでしょう。厳しい言葉を並べていましたが、そこには『堂林よ、悔しかったら這(は)い上がって来い』というメッセージも込められていると思います」(別の広島OB)

 オープン戦は最下位に沈んでしまったが、まもなく開幕する本番の公式戦では緒方監督率いるチームがカープ旋風を巻き起こすことを期待したい。

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