2年連続で過去最高の販売台数――レクサスの戦略3分で分かるビジネス戦略

» 2015年03月19日 13時44分 公開
[Business Media 誠]

 Business Media 誠では、売り上げを伸ばしている成長企業や、話題の商品・サービスを提供する企業など、さまざまな業界で注目を集めている会社を中心に、各社のビジネス戦略を知るための連載をスタートします。今回は「レクサスインターナショナル」。

――2015年の企業(ブランド)戦略について聞かせてください。

 2012年より進めているブランディング活動が定着してきていて、2015年も引き続き実施していきます。具体的には、食を通じて地方の魅力を発掘し新たな観光地を創り上げる“Dining Out”の実施、さまざまなクルマの楽しみ方を提案する体験型プログラム “Lexus Amazing Experience”、イタリアミラノで開催される世界最大のデザインイベント“ミラノサローネ” での五感体験展示が予定されています。

 日本のものづくりを象徴とした“品質の良さ”はもちろん、ただ単純に“かっこいい”自動車創りだけではなく、そこに語り継がれるストーリーを構築し、他にはない個性を生み出す活動を行っています。

――直近の決算の数字を(レクサスブランドとして)どのように受け止めていますか。

 2013年以降投入してきた新型車並びに、2014年の新型モデルも好意的に受け止められ2年連続で過去最高の販売台数になりました。引き続き、レクサスインターナショナルはレクサスのグローバル・ヘッドオフィスの役割を担い、ブランドの根幹にある「お客様の期待を超える驚きと感動を提供し続ける」との想いを込めたスローガン「AMAZING IN MOTION」のもと、「真のグローバル・ラグジュアリー・ブランド」の確立を目指していきます。

新型SUV「NX」

――海外事業について教えてください。

 レクサスは1989年に米国で販売を開始し、日本は今年10周年を迎えます。その販売は世界90カ国に及び、生産は日本に加え北米で行っています。最大の市場は米国であり、そのほかに中国、日本などでの販売が好調です。

――人材確保や育成にどう取り組んでいますか。

 レクサスインターナショナルは2012年6月に日本で組織化されました。日本人だけではなく、米国、欧州、オーストラリア、中国、台湾、韓国などでレクサスオペレーションを経験してきた人材がグローバルな視点で働いています。

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