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» 2015年03月13日 13時47分 UPDATE

拡大戦略:『マッサン』ブームに終わらせない! ニッカウヰスキー、“強気”の背景 (1/2)

アサヒビールは4月7日に、ニッカウヰスキーブランドから缶ハイボール3製品を発売する。また、飲食店向けのサーバの目標設置店数を上方修正、数量限定の復刻版の発売も合わせて、ブランドイメージをさらに強化したい考えだ。

[ふじいりょう,Business Media 誠]
yd_fujii3.jpg アサヒビールは4月7日に、ニッカウヰスキーブランドの3製品を発売する

 アサヒビールは4月7日に、ニッカウヰスキーブランドから「ニッカハイボール」「ブラックニッカ クリアハイボール」「竹鶴プレミアムハイボール」の3製品を発売する。このほか、飲食店向けに展開している「ブラックニッカ フリージングハイボール」の年内の目標設置店数を3000店から5000店に上方修正。さらに、ニッカウヰスキーの復刻版第三弾「初号スーパーニッカ復刻版」を3月24日より数量限定で発売して、ブランドイメージをさらに強固にしたい考えだ。

 ニッカウヰスキー創業80周年、創業者竹鶴政孝氏の生誕120年にあたる2014年12月には、竹鶴とリタ夫人を全面に出した缶ハイボール「竹鶴ハイボール」「リタハイボール」を限定発売。2月末の時点でそれぞれ約16万ケース、約14万ケースを販売して好評だ。アサヒビールの平野伸一専務取締役は「ハイボール市場のポテンシャルを確認できた。この好調を一過性のものに終わらせるつもりはない」として、本格参入への自信を示した。

 投入される3製品は、ターゲット層に特色がある。調査会社インテージによると(2013年10月から2014年9月の調査)、缶ハイボールには既存のウイスキーファンの40〜60代を中心とした「なじみ・ブランド」重視派が54%、20〜40代男女に多い「カジュアルな飲みやすさ」重視派が46%いるという。

 「ニッカハイボール」は炭酸強めでレモン果汁を使用しており、「カジュアルな飲みやすさ」重視派を狙う。同社の枝伸マーケティング第一部長は「この層ではハイボールという1つのジャンルになっている」と語り、ウイスキーエントリー層へのブランド浸透を図る役割も担う。

 一方、アルコール度数9%の「ブラックニッカ クリアハイボール」と、竹鶴ウイスキーの香りや味わいを楽しめる「竹鶴プレミアムハイボール」は、「なじみ・ブランド」重視派をターゲットに品質感や飲みごたえを強みにしたい考えだ。年間目標販売数は「竹鶴」30万ケース、「ブラックニッカ」70万ケース、「ニッカ」120万ケースの計220万ケースと強気だ。

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