今の若い男性はアルコールをあまり飲まない、ギャンブルをあまりしない、といった声があるが、実際のところどうなのか。好きなこと・習慣にしていることを聞いたところ「お店で仲間・友人と飲む」(20代男性27.8%、30〜50代男性25.3%)「誰かの家で仲間・友人と飲む」(13.9%、8.7%)と答えたのは、30〜50代よりも20代のほうが多かったが、「自宅でひとり/家族と晩酌」(22.8%、41.8%)は30〜50代のほうが多いことが、野村総合研究所の調査で分かった。
このほか、30〜50代のほうが多かったのは「タバコ」(16.5%、25.8%)、「競馬・競輪・競艇」(6.3%、10.2%)、「宝くじ」(8.4%、16.6%)、「クルマ・バイクいじり」(11.4%、14.4%)。逆に、20代のほうが多かったのは「マージャン」(5.5%、2.3%、「パチンコ」(8.9%、8.8%)という結果に。お酒、タバコ、ギャンブルなど「どれもやらない」と答えたのは、30〜50代が24.6%だったのに対し、20代は44.3%と20ポイントほど多いことが明らかに。
また、ボランティア活動への参加経験や興味を聞いたところ、「参加したことがある」と答えたのは10代(20.2%)が最も多く、次いで50代(17.3%)、20代(15.2%)だった。「興味・関心がある」と答えたのも10代(23.9%)が最も多く、次いで20代(18.1%)、50代(13.4%)だった。
若い男性がボランティアに興味を示していることについて、野村総合研究所の松見咲子コンサルタントは「『就職活動の際にボランティアに参加していることは有利に働くのではないか』という心理が働いて、ボランティアに関心が高いのかもしれない。また、お酒、タバコ、ギャンブルが好きという人が少ないことから、“優等生化”してきているのではないか」とコメントした。
インターネットによる調査で、15〜69歳の男女3095人が回答した。調査期間は2014年12月8日から9日まで。
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