袋が開けにくくてイライラ……残念なインスタント食品惜しい!(1/3 ページ)

» 2014年12月10日 06時00分 公開
[日沖博道,INSIGHT NOW!]
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著者プロフィール:日沖博道(ひおき・ひろみち)

パスファインダーズ社長。25年にわたる戦略・業務・ITコンサルティングの経験と実績を基に「空回りしない」業務改革/IT改革を支援。アビームコンサルティング、日本ユニシス、アーサー・D・リトル、松下電送出身。一橋大学経済学部卒。日本工業大学 専門職大学院(MOTコース)客員教授(2008年〜)。今季講座:「ビジネスモデル開発とリエンジニアリング」。


 世の中にある「折角なのに惜しい!」といったモノがありますよね。例えば、“半”インスタント食品の包装。特に調理中や作業中に封を切ろうとすることが多いのに、封を切るのに苦労するようなスープ/ソースの小袋。小さな袋の小さな不満でも、たび重なると購買に影響するのではないでしょうか。

 たまの休日、普段忙しい奥さんに代わって旦那さんが家族みんなのブランチを作ろうと張り切ります。でも哀しいかな、本格的な料理は高根の花。でも加工食品をうまく使えばいいやと、乾燥パスタを茹(ゆ)で、市販のパスタソースをからめようとします。缶入りではなく袋入りがこのごろはお気に入りです。

 ところが一人前ずつのソースの小袋を開けようとするのですが、思うように封が切れません。1つは片面だけ斜めに割け、もう2つは途中でちぎれてしまい完全に開きません。それでも手早くパスタにからめる必要があるので構わずに絞り出しますが、割けたところからソースが飛び出したり、手に付いたり。悪戦苦闘の末にようやくでき上がり、「前回も似たような感じだったが、もう少し要領よくやれないものか」と少々悔しがりながら皿に盛りつけます。

 かなり個人的経験をベースに描写しましたが、似たような経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

 さまざまな一品料理をほんのひと手間で手軽に作れ、しかも素人でも味付けは結構まともにでき上がる、そんなインスタント食品や調味材が豊富に出回っています。冷凍食品やレトルト食品の品質も日進月歩ですが、それでは野菜などが少々不足気味と感じる(しかも料理が得意でないと自負している)方には、こうしたインスタントの食品や調味材はとても魅力的な製品です。パスタやラーメン、うどん、焼きそばといった定番商品に限らず、中華料理、炊き込みご飯、パエリアなどいろいろと増えたものです。

インスタント食品の封が切れずにイライラしたことはありませんか? (写真はイメージです)
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