若者が望む20代の過ごし方は「仕事中心」――職業は「安定」を重視

» 2014年12月04日 13時35分 公開
[Business Media 誠]

 将来に向けてしていることが、今ありますか? 全国の15〜24歳までの男女に聞いたところ、73.4%の人が「ある」、17.7%が「何かしたいが、今はしていない」と回答。約9割は将来に向け何かしているか、何かしたいと考えていることが、インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」の調査で分かった。

 将来に向けてどんなことをしているのかを聞いたところ「預貯金」(35.6%)と答えた人が最も多く、次いで「資格を取ること・英会話」(25.6%)、「その他勉強」「いろいろな人と話す・人脈を広げる」(いずれも18.0%)という結果に。「預貯金」については高校生、大学生、フリーターそれぞれのランキングでもトップ。「『将来に向けて、今から備えておこう』という安心感を求める傾向が伺えた」(an)

約9割は将来に向け何かしているか、何かしたいと考えている(出典:an)

 大学生に将来なりたい職業を聞いたところ、「公務員」(94人)と答えた人が最も多く、次いで「教員・トレーナー」(50人)、「研究者/研究施設スタッフ」(40人)、「SE・プログラマー・IT/情報関連業」(28人)、「事務職・秘書・受付」(24人)と続いた。大学生の職業選択では「安定」や「普通」であることを重視する傾向が見られた。またまた、20代をどう過ごしたいかという質問には、62.6%の人が「仕事中心に過ごしたい」と回答した。

30歳になった時、幸せに必要なこと

 30歳になった時、幸せに必要なことは何ですか? この質問に対し、男性の1位は「やりたい仕事をしている」(54.9%)、次いで「好きな趣味ができていること」(42.7%)、「人より多くのお金」(38.7%)と続いた。

 一方、女性の1位は「やりたい仕事をしている」(51.3%)、次いで「結婚していること/家族・子供に恵まれていること」(45.7.%)、3位「友人に恵まれていること」(44.6%)と、1位は男性と同じ回答に。「性別に関わらず、多くの若者が積極的に仕事をしたいと考え、幸せになるためには必要なことだととらえていることが分かった」(an)

30歳になった時、幸せに必要なこと(出典:an)

 インターネットを使った調査で、15歳から24歳の男女2476人が回答した。調査期間は8月11日から13日まで。

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