――米国人はたこに対して抵抗はないのですか?
佐瀬: ないんですよ。米国で試験店にお店をオープンしたとき「さすがにたこは厳しいだろうなあ」と思っていました。なので、エビ、イカ、ホタテ、タコなどを並べて、それを選んでいただいた。シーフードボールのようなモノを提供したんですよ。すると、たこを選んだ人は95%。なぜたこを選んでいるのか理由を調べたところ、色に興味を持っていることが分かってきました。商品はボイルしていて、カットするとピンクと白の鮮やかな色を見ることができます。現地の人はその色に魅力を感じていました。「海外の人はたこが嫌い」という思い込みは、日本人のほうにあるかもしれませんね。
僕が高校生のときにマクドナルドで食事をすることができたのは、価格が安かったから。弊社が海外展開する場合も庶民的な価格で提供したいですね。冒頭、ファストフード店は“米国の窓”のような存在……といった話をしましたが、銀だこなどが海外の人にとって“日本の窓”のような存在になれればうれしいですね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング