クルマでは、たいていの人が音楽を聴く。「大声で歌っても気にならない」などプライベートな空間ならではのメリットもある。ひとりで乗っているなら82.4%が「歌ってしまう」と答え、中には「熱唱する」人も6.4%いた。
ただ、車内は走行中のエンジン音や走行ノイズ、その他周囲の環境音など、快適な音楽鑑賞の環境を損ねる要因もたくさんある。この対策も含め、「カーオーディオの音質を改善したいか」を問うと57.8%が改善したいと答えたが、「お金がかかる」「やり方が分からない」などで対策を断念した割合も多かった。
近年のスマートフォン普及に応じ、音楽の再生は車載プレーヤー(でのCDやラジオ)で済ます以外に、スマートフォンをつないで聴きたいとする需要が増えている。「カーオーディオにスマートフォンをつないで、その中の音楽を再生する」率は、中高年こそ18.3%だが、若年層は41.7%に達し、特に若年層へニーズが高いことが伺える。ドライブシーンでの音楽の再生方法は、スマホに慣れ親しんだ若年者層から変容しつつあると同調査では位置付ける。
カーオーディオ機器の選定は、よい音質で楽しめること、そしてスマートデバイスとの接続性がよいこと、そして購入後に困らないよう「カーオーディオの性能や機器」についても購入前に重視するポイントに据えておくのがよさそうだ。
インターネットによる調査で、直近5年以内に新車を購入した20〜50代の男女600人が回答した。調査期間は2014年8月26日から28日。
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