今の場所でそれほど必要とされないとしても、そこにしがみつくべきだという話は、寂しいし、夢も希望も持ちにくいし、なにより残念なことです。仕事柄、そういう状況に置かれている人からの相談をよく受けますが、現状維持をすることが最善であるという状況ならば、割り切って、そのことに注力すべきだと、私はアドバイスしています。あれもこれもと手を出している時間は、もはや残されていないのです。
しかし、組織によってはしがみつくことさえ許さない、というところも少なくありません。現状維持が許される時間が少ないとなったら、次の打ち手を用意する必要があります。それが「タイムマシン・キャリア」です。
……と書くと一般的な言葉のようですが、ごめんなさい。今、私が作った造語です。「タイムマシンビジネス」というフレーズは聞いたことがあるでしょうか、そのキャリア版というイメージです。タイムキャリアとは何か? その話は次回に続きます。お楽しみに。
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