そういえば「お墓」っていくらか、どこで買うかご存じですか?ネット時代の「終活・お墓」事情、親と子に意識差(1/2 ページ)

» 2014年08月11日 13時01分 公開
[Business Media 誠]

 親が亡くなったら、どうするか。30代後半から40代以降のビジネスパーソンは、そろそろこのことを考える年代に入ってくる。

 「相続」「葬式」「お墓」……、その親世代である60〜70代シニアの5割が何らかの「終活」をすでに実践しており、その6割がそれを子に頼らず「ひとり」で行っている。対して子世代は「私たちにも話してほしい・相談してほしい」と思っている──。日本初のお墓のネット販売専門店「お墓まごころ価格.Com」が60〜70代のシニア世代とその子世代に聞いた終活事情に関する意識調査で分かった。シニア層(60〜70代男女)300人と子世代(30〜50代男女)300人の計600人が回答した。

photo 終活の実践率と実施意向(出典:「お墓まごころ価格.Com」終活事情の意識調査)

 調査結果によると、シニア世代の半数が終活をすでにはじめており、実践予定とする回答も含めると85.7%に。中でも「お墓を建てておく(決めておく)」の実践率が最も高かった(38.3%)。“誰”と終活するか(したいか)の問いは、「ひとり」が最多で59.9%、次いで「夫婦で」が36.2%。対して「子ども(や孫)」との意向は6.6%と低い率にとどまった。

 一方、その子世代となる30〜50代へ聞いた「親が終活していたら話してほしいと思うか」の問いには62.7%が「そう思う」。同じく「親が生前墓を建てるとしたら」の問いも「まず相談してほしい」と72%が回答。子に頼らず(あるいは迷惑をかけると思ってしまっている)自身や夫婦間で終活を進めるシニア世代と、話し合いを望む子世代。終活を巡り、それぞれに意識差があった。

photo 終活事情に関する意識調査(出典:「お墓まごころ価格.Com」終活事情の意識調査)
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