とはいえ、利用するデータの種類や、データの利用目的によっては抵抗感は少なくなるようだ。
データの活用によって得られるメリットについて聞いたところ、「病気の治療や災害・事故などの非常事態の際に、生命・身体・財産を守るために活用される」、「ポイントやクーポンなどの金銭的な価値を得る」といった項目が肯定的な反応が多く集まった。「生活者情報の利活用は、生命・身体・財産に関わる場合や、自身に金銭的な価値の形でメリットを享受できる場合に支持が得られやすいようだ」(日立製作所、博報堂)
またデータの“二次利用”についても、目的が交通(60.7%)、都市計画(59.6%)、生活インフラ改善(58.3%)といった、生活へのメリットが感じられるものだと抵抗感が少なくなる一方で、ネットサービスの個人向け最適化(33.6%)、防犯(41.1%)といった分野は抵抗感があることが分かった。
インターネットによる調査で、全国の20〜60代の男女1030人が回答した(各年代の男女103人ずつ)。調査日は2014年6月20日。
「ビッグデータ? とりあえず大量に集めたデータを生かす、って感じだよな?」
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