富士登山者に聞く、登山前・後でどう違う(1/2 ページ)

» 2014年07月28日 15時28分 公開
[Business Media 誠]

 富士山は世界遺産登録後から2度目のシーズンを迎えたが、登山者で登頂を目指している人はどのくらいいるのだろうか。富士山5合目でこれから登山に向かう人に聞いたところ「頂上まで登る予定」と答えたのは98.5%であることが、富士エリアをガイドするWebサイト「フジヤマNAVI」の調査で分かった。

フジヤマNAVIによる調査風景

 「頂上まで登る予定」という人に、登山後に実際に頂上まで行けましたかと聞いたところ「はい」と答えたのは87.0%。その差11.5%の人は、頂上を目指しながらたどり着けなかったようだ。「10人に1人が断念してしまうことを考えると、やはり富士登山は楽な道のりではないようだ」(フジヤマNAVI)

頂上まで登りきる予定ですか? (上)、頂上まで登りきることができましたか(下、出典:フジヤマNAVI)

 登山前に「富士登山は難しい」と答えたのは22.3%だったが、登山後は35.9%と13.5%増加。登山前に「体調面は良い」と答えたのは89.4%だったが、登山後は74.5%と14.9%減少。この結果から、富士登山はハードルが高いと言えそうだが、81.3%の人が「また登りたい(絶対にを含む)」と回答した。「富士登山が予想以上に困難で、登山後には疲労感や体調がすぐれないこともあるが、それでも富士登山には人々をひきつける魅力があるようだ」(同)

富士山にまた登りたいですか? (出典:フジヤマNAVI)
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