今回、「実証実験ではない」と言いつつも期限付きで展開するのは、事業としての収益性が不透明なためだ。
ワンウェイ方式では、クルマを借りる場所と返却する場所が異なるため、クルマの台数以上の駐車場が必要になる。smacoでは20台の車両に対し、32台分の駐車場(すべて充電設備付き)を用意する。
「ビジネスとして収益を上げる際に課題となるのは駐車場にかかるコスト。(特にカーシェアリングの利用が多い)都市部の一等地に、駐車場をたくさん用意するのは大変だ。海外で成功しているワンウェイ方式のカーシェアリングサービスを見ると、路上の無料パーキングを使えたり、公営のパーキングを無料で使えたりというケースが多い。行政の協力は必須」(オリックス池田氏)
3社がsmacoを実施するのは、2015年3月31日までの7カ月間。期間中には、ワンウェイ方式のカーシェアリングがどのように使われ、どれくらいの利用者がいるのかなどを調査するという。
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