携帯電話の番号を変えずに通信キャリアの乗り換えができる「番号持ち運び制度」(MNP=Mobile Number Portability)。MMD研究所の調査結果によると、MNPを利用して通信キャリアを乗り換えたユーザーのうち、59.4%が乗り換え前と比べて「つながりやすい」と答えていることが分かった。
キャリア別でポイントが最も高かったのはソフトバンクで62.4%、最も低かったのは55.3%のauだった。通信速度についても全体の63.2%が速くなった(「とても速い」と「やや速い」の合算値)と答えている。
MNPを使ってキャリアを乗り換えた時期については、2014年3月が最も多く28.9%となった。MNPを利用した理由を聞くと、「キャッシュバックやプレゼントがもらえるから」が48.3%、「毎月の料金が安くなるから」が47.6%、「安く携帯端末を購入できるから」が28.9%となった。
2014年の春商戦では、通信キャリアによる顧客争奪戦が繰り広げられ、アップルの「iPhone 5s」を中心に7〜8万円という高額なキャッシュバックが実施されたのは記憶に新しい。この調査結果は、加熱したキャッシュバック合戦が色濃く反映されたと言える。
インターネットによる調査で、2013年10月〜2014年6月までにMNP契約を行った高速通信(Xi/4G/LTE)対応スマートフォンを持っている20〜60代の男女1800人(ドコモ、au、ソフトバンクユーザーを600人ずつ)が回答した。調査期間は2014年7月7日〜7月8日。
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