大ヒット映画『アナと雪の女王』――Twitter上ではどのように盛りあがった?

» 2014年07月09日 16時16分 公開
[Business Media 誠]

 現在公開中のディズニー・アニメ映画『アナと雪の女王』は、日本歴代興行収入3位、全世界歴代興行収入5位(Box Office Mojo 調べ)という大ヒットを記録している。ヒット要因として、魅力的なキャラクターや主題歌重視のプロモーションなどを挙げる声が多いが、Twitter上ではどのようなことがつぶやかれているのだろうか。

 上半期映画興行ランキングTOP3(オリコン調べ)の『アナと雪の女王』『永遠の0』『テルマエ・ロマエII』について、Twitterで語られた投稿件数の推移を公開週にあわせて比較してみると、『テルマエ・ロマエII』は公開2週目から急減、『永遠の0』は6週にわたって持続したものの、7週目以降で減少。この2作品に比べ、『アナと雪の女王』は長期にわたって件数が減少せず、話題になり続けていることが、トレンド総研の調べで分かった。特徴として、公開4週目以降は減少傾向にあったが、6〜8週目以降に再び増えたことが挙げられる。

『アナと雪の女王』公開6週目以降に話題が復活した(出典:トレンド総研)

一緒に語られている関連ワード

 『アナと雪の女王』と一緒に語られている関連ワードは、「好き」(1万9480 件)がトップ。次いで「松たか子」(1万5629 件)、「雪だるま」(1万1095 件)と続いた。 一方で公開から6〜8週目にかけて急激に増加している関連ワードが「動画」(1181 件)、「口パク」(575 件)、「歌いたい」(318 件)だった。

 「動画」「口パク」に関しては、 「アナ雪の口パク動画めっちゃいい!」「アナ雪のとびら開けての口パク動画、すっごく楽しそう」など、映画の挿入歌の口パク動画がブームになったことがうかがえた。また「歌いたい」では「学校が終わったらカラオケに行きたい。アナ雪歌いたい!」といったツイートが目立った。

「動画」「歌いたい」「口パク」の話題について(出典:トレンド総研)

 この結果について、トレンド総研は「口パク動画や主題歌のヒットにより、公開6〜8週目からTwitterでの話題が再燃したことは、映画の継続的な話題化へとつながっており、ロングヒットとなった1つの要因とも言える。今後の映画のプロモーションにおいては、ソーシャルメディアでの話題化を意識することも、欠かせない要素になるのかもしれない」とした。

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