調査リポート
» 2014年06月27日 14時48分 UPDATE

新入社員に聞く、「残業」についてどう思う?

労働時間に関わらず賃金を一定にする、いわゆる“残業代ゼロ制度”が物議を醸しているが、新入社員は「残業」についてどのように考えているのだろうか。日本生産性本部調べ。

[Business Media 誠]

 労働時間に関わらず賃金を一定にする、いわゆる“残業代ゼロ制度”が物議を醸しているが、新入社員は「残業」についてどのように考えているのだろうか。この春就職した新入社員に聞いたところ、最も多かったのは「手当てがもらえるからやってもよい」で、昨年の63.0%から69.4%に増え、過去最高を更新していることが、日本生産性本部の調査で分かった。

 この結果について、日本生産性本部は「昨今の『ブラック企業』などの残業不払いといったニュースを見聞きしている新入社員は、残業はいとわないが、それに見合った処遇を求めている傾向がうかがえた」としている。

yd_work2.jpg 残業についてどのように考えているのか(出典:日本生産性本部)

 デートの約束があった時、残業を命じられたらどうしますか、という質問には「デートをやめて仕事をする」が81.3%だったのに対し、「断ってデートをする」(18.3%)。全体としてはプライベートな生活よりも仕事を優先する傾向がうかがえるが、この数年はややデート派が増えている。

働く意識について

 新入社員に働く意識について聞いたところ「人並みで十分」と答えたのは52.5%、「人並み以上に働きたい」は40.1%だった。景況感や就職活動の厳しさによって「人並みで十分」「人並み以上」が相反した動きを見せていて、バブル経済末期の1990〜1991年(平成2〜3年)には「人並み以上」が大きく減り、「人並みで十分」が大きく増えたが。その後景気低迷にともない2000年(平成12年)以降の厳しい就活状況を背景に「人並み以上」が「人並みで十分」を逆転。

 2013〜2014年(平成25〜26年)は「人並み以上」(42.7%→40.1%)が減少するとともに「人並みで十分」(49.1%→52.5%)が増加し、バブル経済末期に迫る勢いで、両者の差が開いている。「会社に大きく貢献したいという意欲よりも、“ほどほど”にがんばるという志向がうかがえる」(日本生産性本部)

yd_work1.jpg 「人並みで十分」か「人並み以上か」(出典:日本生産性本部)

 同本部が主催した研修に参加した新入社員2203人が回答した。調査期間は3月10日から4月25日まで。

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