安倍政権が掲げる成長戦略の中に、“残業代ゼロ”の対象を広げる「労働時間規制の適用除外」(ホワイトカラー・エグゼンプション)が含まれて以降、残業に注目が集まっている。こうした制度が導入されれば、今までより一層、仕事を効率的にこなすための集中力が重要となるだろう。
モンデリーズ・ジャパンが20〜30代のビジネスパーソンを対象に行った調査によると、ほぼすべての人が「社会人にとって集中力は重要」と考えている一方で、自分が集中力が高いと思っている人は55.8%(「高い」と「やや高い」の合算値)と、半数程度にとどまることが分かった。
しかし、一方で「お金を払ってでも集中力を持続させたいか」という問いに対しては「思うことがある」と答えたのは29.2%となった。そのように答えた人に「1カ月あたりどの程度のお金を使いたいと思うか」と聞くと、「500円以上、1000円未満」と「1000円以上、3000円未満」と答えた人がそれぞれ25.3%でトップとなった。集中力対策はなるべく手軽に行いたいという考えがうかがえる。
今回の調査結果について、神奈川歯科大学名誉教授の小野塚實氏は「梅雨になると湿気が多くなり、そのうっとうしさがストレスとなって、多くの人は集中力が低下する。物をかむことで脳の記憶力を司る部分を活性化しつつ、脳のストレスを緩和できるので、集中力が高まる。安価で咀嚼(そしゃく)を強いる食べ物を食べるのが好適」としている。
インターネットによる調査で、20〜39歳の営業職を除くビジネスパーソン312人が対象(うちガムユーザー156人、非ガムユーザー156人)。調査期間は2014年5月28日〜29日。
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